◆和(外的自己)
【暗示郎、マルセル、三郎、朽葉、オロカ、ドグマ】
「和」とは「外的自己」の事です。
外的自己とは、周囲からの期待に応え、生きやすく適合しようとする部分です。
他人に嫌われたくないとか、周囲と上手くやりたいような気持ち。
この力が強すぎると、周囲に合わせるあまりに自分の欲求を抑え、過剰適応に陥ってしまいます。
和のパペットは基本的に、自分の欲求よりも他人の期待や評価を優先させる「良い子ちゃん」です。
その為に、自分のワガママや、人に嫌われそうな行為を我慢する。
他人と上手くやって行く為に、自分の欲求を押し殺す。
ですから和のパペットは、自分自身に対する「抑圧者」です。
彼らは「理性」「体制」「大人」「秩序」「体面」であり、破の力を「制御し、押し殺す側」です。
暗示郎はエラーを押し殺し、三郎はブラァンを押し殺し、マルセルはシモーヌを押し殺す。
その動機は「周囲と上手くやって行くため」……つまり和を保つためです。
和のパペットは、パペットの中でもサクラ側です。
だから意識しやすいし、サクラにも協力的。
たいていは仲間、助言者、指導者という形で現れます。
◆破(内的自己)
【エラー、シモーヌ、ブラァン、イエソド、誰々丸、スペア】
「破」とは「内的自己」の事です。
内的自己は、自分自身の欲求を通し、自由に生きようとする部分です。
いわゆる「エゴ」や「ワガママ」と言われるようなもの。
この力が強すぎると、周囲とトラブルを起こし、嫌われたり孤立したりして、不適応に陥ってしまいます。
破のパペットは基本的に、他人にどう思われるかよりも自分の意志を通すから「悪い子ちゃん」になります。
敵を作ってでも自分の欲求を押し通し、自分勝手なだだをこね、他人を無視して好き勝手に振る舞います。
でもそれじゃ困るから、破のパペットは我慢させられ、隠され、殺されます。
彼らは「野性」「反体制」「子供」「混沌」「本音」であり、和の力に「制御され、押し殺される側」です。
エラーは暗示郎に殺され、ブラァンは三郎に殺され、シモーヌはマルセルに殺される。
その理由は「周囲に迷惑をかけるから」……つまり和を破るからです。
破のパペットは、パペットの中でもヤミタ側です。
だから意識するのが難しいし、サクラにも反発する。
いつも殺される側だから「和」の勢力を恨んでいるし、隙あれば復讐しようと狙っている。
大抵は攻撃的で、敵や妨害者という形で現れます。
この「和と破」の相反する一対の組み合わせが「リバース」です。(リバース項参照)
そしてこの構造は、意識であるサクラと、無意識の闇太郎との代理戦争でもあります。
サクラと闇太郎の間接的なコミュニケーションになります。
◆和と破のバランス
「和」と「破」のバランスが崩れると、周囲に合わせ過ぎて疲れてしまったり、 ワガママを言い過ぎて誰からも
相手にされなくなったりします。また、「和」と「破」の言い分があまりに食い違いすぎると、個人の中の葛藤が
酷くなり、人格が分裂してしまったりもします。
和のパペットと破のパペットは、互いに無視する事なく、またどちらかが圧倒的に強くなりすぎない事が大切です。
その為には、日常的に小さなケンカを繰り返すくらいが理想的だと、作者は思っています。 |